レポート

2021年3月 主要旅行業者の旅行取扱状況速報(観光庁)

2021/05/28

観光庁が発表した速報値では、2021年3月に国内の大手旅行会社が取り扱った旅行額は前年同月比26.2%増の1,554億9,958万円(国内の主要旅行業者が扱う外国人向けの金額を除く)。

中国武漢市から発生した新型コロナウイルス感染症の拡大で、海外旅行だけでなく、国内旅行部門で前々年同月(新型コロナウイルス感染症の拡大前)と比べ大きく減少した。新型コロナウイルス感染症による影響は、2020年3月から出始めたため、今回の速報値は新型コロナウイルス感染症の影響下での前年同月との比較となる(ウィズコロナでの旅行傾向)。

緊急事態宣言が2021年3月21日で解除されたこと、新型コロナウイルス感染症への慣れもあるためか、国内旅行は前年同月比の回復基調が見えた。

(前年同月比:2020年9月:-62.8%、10月:-38.7%、11月:-25.8%、12月:-63.5%、2021年1月:-85.6%、2021年2月:-86.9%

区 分 取扱額

(千円)

前年同月取扱額

(千円)

前々年同月取扱額

(千円)

前年同月比

(%)

前々年同月比

(%)

海外旅行 6,532,447  31,934,018  179,442,121  -79.5% -96.4%
国内旅行 148,967,135  91,241,148  252,087,875  +63.3% -40.9%
合 計 155,499,582   123,175,166  431,529,996  +26.2% -64.0%

 

また、募集型企画旅行では、2021年3月の1人当たり単価は32,029円と、前年同月の29,242円と比較して9.5%上昇しており、新型コロナウイルス感染症が拡大する前の2019年3月の27,067円(1人あたり単価)と比較すると18.3%上昇している。

前年、前々年と比較して募集型企画旅行の取扱総額は減少しているが、客単価は上昇している。

出所:観光庁ウェブサイト(https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001404999.pdf

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